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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2016年02月04日 Hus info

2016年新年のご挨拶と国際ヨーガ会議報告
2月になりました。。。お便りがこんなに遅れてすみません。。。

1月29日(金)
1月が過ぎ去る前に・・・
新年あけましておめでとうございます☆彡
12月31日(木)にインドより帰国し、その夜中にはもうお正月。。。普段は、お正月を迎えるにあたって、年末の大掃除、片付け、買い物、おもちつき、飾りつけなど、、、全精力をそこに費やしますが!?(笑)今回は、そこを知らずして(やらずして!?)それが来た!という感じだったので、お正月の慌ただしさを感じなかった分、時計が止まっていた感じです。
私たちは、何かのイベントや行事、社会的なこと、家族、仕事でのこと、特別なことと捉え、また「おおごと」と捉え、気苦労を感じます。いつもと違った何かがそこにあるだけで、見てるものや、雰囲気まで変わっていくので、心はそこにつられていきますね。イベントは楽しい反面、「おおごと」で、疲れ、トラブルも生じたり、うまくいかないと、落ち込んだりしますね。しかし、そこにある「空間」は何も変わらずそこに「在り」実はそのままだった。周りの変化にいつも「心」がとらわれていたことに、あとで気づかされます。

「あ~あの時冷静だったら・・・」

その繰り返しが日々続いていることにもう気づいてこられたことでしょう。

ヨーガ哲学では、外界のすべて(日々起きていること・見えているもの)が、あなたの思考と心理的態度に基づいていて、起きている全てはあなた自身の投影物である、と考えます。あなたの前に子どもさんがおられたとしましょう。その瞬間、あなたは「お母さん」になり、またご主人がそこにいれば、あなたは「妻」になり、あなたのお母さんがいれば、あなたは「娘」・・・・「あなた」とは一体なんであるか? 瞬間、瞬間に「変わる」それによって動く心や自分(ころころ変わる)が「本来の自己」なのか?そこに常に囚われて心が動いているだけ・・・そして、その「心」に自分が支配されている。そのことにまずは気づいて、感情の波にのまれないことです。くるくる変わる「心」や感情が「自分」であるはずがありません。毎回言っていることですが、

「Mana eva manushyanam (人の心は心次第である)」

自分が見方を変えるだけで、日々苦と感じているものが違ったものに見え、苦悩に陥ることを制御してくれます。ヨーガはその修練法です。形を真似るもの、美容・健康・癒しであるものが「それ=ヨーガ」ではないのです。

「ヨーガ」は、インドで古来に生まれたものであり、ヨーガの科学は欲、身勝手、怒り、執着、嫌悪、嫉妬などによって引きおこされる痛みや苦しみを軽減するために発展してきたものであり、太古、ヨギ(ヨーガをする人)は永遠の喜びは外の一時的なもの(人や物など)の中には見つけられないということに気づきました。現代は物質文明が非常に発達し、人間は自分自身の身勝手な幸福の追求のため自然を搾取し、破壊してきました。それが現在予測不能の自然災害につながっていると気づかなければなりません。さらには、人々は自身の本質からどんどん遠ざかり、ストレスや不安、苦しみを生む自身の外のものにばかり目を向けています。スマホなどそのよき例です。画面を開けばどんどん飾り立てられた情報が目に飛び込み、情報によって心が踊らされ、それを「それ」だと思ってしまう。私たちは、情報による空想世界の中にさらされ、飼いならされていることに気づかなければなりません。(全てではありませんが・・・)

本来のヨーガは離れてしまった頭と心、思考と感情をつなぐ架け橋として、宇宙そのもの、自己それ自身の中に永遠の喜びや愛、平和や光があることに気づかせてくれる、自身の内面に目を向けていく「心の科学であり教育、生きる芸術」の意味を持ったものです。しかし、その「ヨーガ」さえも古典の意味が失われ、日本はもちろん世界中、そしてインド国内でさえも古来から伝わるヨーガが歪められている状況です。

私たちが今回、インドのKaivalya dharma大学において行われたヨーガの世界会議に参加し、そこで常々言われたことは「古来からのヨーガを歪めない」そして「ヨーガを指導している指導者を教育しなければならない」ということでした。インド国内でも古来のヨーガが歪められ、マーケティング化していることに警告がなされ、ここ数年の間にヨーガの指導者に制限がかけられています。政府が現在打ち出しているのは、

「政府が指定したカリキュラムを終え、認定されたものにヨーガの指導資格が与えられる。」

という、とても厳しいものです。

そのカリキュラムを卒業しましたkaivalya dhama大学に政府が委ね、現在そこのトップディレクターであるティワリジがインドにおけるヨーガの会長に就任し、今回の1000人規模の世界会議へと至ったのです。kaivalya dhama大学は世界で初めてのヨーガ大学であり、今回世界各地から古典の技法を学びに多くの指導者がやってきました。私も、この会議の行われる前に4日間、古典技法の指導者のみのクラスに呼ばれ、古典スキルの再確認を行ってきました。後半は一人ひとり、前に立ち指導を実際に行ってみせるという、緊張はしましたが、自分の現在の指導力を試されたようでよき勉強になりました。世界で活動する古典指導者へ確実に「スキルを伝え、継承していく」それが目的で、私もKiavalyadhamaのnetwork 教師として認定されているので、今回4日間のスキルをどう下ろしていくか、まずは講義の内容をまとめ、そして実践し、この日から1カ月経った1月30日(土)にハスラボ山鹿校にて本校を卒業した指導者へ、前半は通訳者SACHIによる国際ヨーガ会議の報告、そして私の方で古典スキルの確認指導、アーサナ・プラナヤマ・瞑想を行いました。スキル指導をするにはもっと時間を要し、数時間で指導できるものではありません。きちんと実習を通して指導者自身が理解し、スキルを習得しなければ、一般の皆様への指導はできない、と厳しい言葉ではありましたがそこを伝え、そして「もっと古代から伝わるヨーガを大事にしてほしい」と、国際会議で私が感じたことを最後のまとめとして終わりました。今後は、現指導者へのヨーガ哲学の指導、養成を行い、定期的に指導者への勉強会を行っていきたいと思います。これは、すでに養成は以前から、指導者へのフィードバック勉強会は昨年9月から始まっており、この勉強会を積み重ねることにより、指導者自身が自分の言葉で哲学を語れるようになってきており、力がついてきていることを感じます。

そして、一般の皆様、ヨガ教室、スタジオ等に通う皆様、病院、企業、学校教育の場においても正しいヨーガの認識を持って「ヨーガ」の理解が深められますよう、今後も情報提供とヨーガについての発信をしていきたいと思います。今、ご自分が「ヨガ」と称したものに触れられておられるのであれば、それが「ヨガ」であるかの、認識をご自分で確かめられるように、今回古典指導のティワリジから出されたヨーガのアーサナ(姿勢法)について提示しておきますので、それにてご確認ください。

<ヨーガにおけるアーサナ(姿勢法>
1 個人の名をつけヨガと称し、またアレンジをして指導されているアーサナ          
 ⇒ヨーガのアーサナではありません
2 ロープ、ピーロー、ブロックを使って行うアーサナの指導                 
 ⇒ヨーガのアーサナではありません
3 呼吸を誘導しながら行うアーサナ、バンダを無理にかけさせるアーサナの指導        
 ⇒ヨーガのアーサナではありません
4 ビーチヨガ、テクノヨガ、ホットヨガ、アロマヨガ、パワーヨガ、骨盤矯正ヨガ、美容ヨガ、〇〇ヨガ・・・名前を付けて指導するもの  
 ⇒ヨーガのアーサナではありません

また、現在も知られるパタビジョイスのアシュタンガビンヤサヨガ、アイアンガ-ヨガ、クリシュナマチャリヤヨガ、、、、インドの指導者の名をつけたものであっても、経典にそっていないものは「ヨーガ」としては認められない、と。

日本ではすでに上記の定義に反した内容でおこなってありますので、一般の方の一つの基準としてご確認ください。きちんとした定義の元に行われているものを「ヨーガ」としております。
本校、そしてkaivalyadhama大学で行っております「伝統ヨーガ」は、Kaivalya dharmaが伝統ヨーガではなく、Huslabの行うヨーガが伝統ヨーガではなく、

「ヨーガが伝統である」

その根本経典がパタンジャリのヨーガスートラであり、ここを私たちは学び継承していかなければなりません。また、ヨーガで行う、アーサナ・プラーナヤーマ(呼吸法)・瞑想、そしてハタ・ヨーガの技法にありますクリヤ・ムドラ・バンダも古典技法にそって行っていかなければなりません。本校ではそれをまずは指導者へ継承をしております。

世界初のヨーガ大学の創始者であるクヴァラヤナンダジが提唱します言葉に、

「ヨーガは人類に対する完璧なメッセージを伝えている」
というのが残されております。
私たちは、ただそれを受け取り、実践する。
今回世界から参加した指導者のみのワークに72歳のヨーロッパ人の方がおられました。その方は、「教室を構えるためにヨーガをやるのではない、自分が生きていくために、人生をよりよく歩むためにヨーガを生涯学んでいく」と。。。若い指導者、実践者の方々は何も焦ることなく、ヨーガはインスタントではありません。生涯共に「在る」ものとして、ただそれを学び、ただそれを実践してください。本校の最高齢者87歳、現在も実践を続けておられます。

本年もどうぞよろしくお願い致します☆彡


パタンジャリへの敬意を表した銅像へのPUJA

国際ヨーガ世界会議開会



世界で古典指導をする教師の為の古典指導


<伝統ヨーガ指導者養成&ヨーガ基礎講座案内>

冬季春季「伝統ヨーガ 指導者育成&ヨーガ基礎講座」予約受付中

2月生 2月24日(水)オリエンテーション スタート  面談受付中 定員5名まで

4月生~ 問い合わせください

*現在指導をしていて、ヨーガの理解が不安な方、ヨーガについてもっと深く学んでいきたい方、心の在り方、人生を支える上での生きるヒントを得たい方など。。。
面接の中でみなさんのお話を聞きながら進めていきたいと思います。
県外の方の宿泊合宿による受講についても可能ですのでまずはお話からしていきましょう。
お問い合わせ runrun438706@yahoo.co.jp 090-4772-0837 (西守)
 
 
<2016年本校でのヨーガ勉強会(3月までの予定)>  今年もすでにスタートしております。

〇1月23日(土)13:00~15:00 @光の森校
 終了
「サーンキャ哲学の復講とおさらい~はじめてのサーンキャ哲学~」

11月29日(日)に行いました「第3回Huslab勉強会"ヨーガを行う上で知っておくべきサーンキャ哲学"」多くの方々にご参加いただきありがとうございました。講師の大麻氏は大学の客員教授もされ、ご自身が学びとったことをチャートで分かる形で示してくださいました。「観る」「見る“物”」理論、当たり前がゆえに深き哲学がそこにあり、シンプルが故の難しさがあったのでそこを「おさらい」という形でフィードバックさせていただきたいと思います。「サーンキャ」の言葉の意味から、また別のチャートを使って基本から講話したいと思います。また瞑想によりそこを理解する実践も入れていきますので、希望される方は再度ご参加くださいませ。
13:00~ おさらいとサーンキャの基礎学
14:30~ Q &A 瞑想による理解
15:00~ 終了予定  この日も新年会を兼ね 「新年カレーとチャイ」で2016年を語りあいましょう。タロットで見ていきましょうか。



1月30日()13:00~15:30 @光の森校  終了   のち報告をアップ致します。
「第4回Huslab勉強会 国際ヨーガ会議 in Kaivalyadhama の復講 ~インドにおけるヨーガ事情・ヨーガと教育・古典ヨーガについて~」
年末12月に行われたインド・Kaivalya dharma ヨーガ大学における世界会議に参加した際の講話・講義の報告会を致します(西守・伊牟田参加)。そこで提唱されている「古典にそった技法を世界に。。。」その通達を受け、またそのスキルを日本の指導者のみなさんにわかりやすく伝授していきます。
 1部 13:00 ~  国際ヨーガの現状報告プレゼンテーション  通訳者 担当 伊牟田早智
 2   14:00     古典ヨーガにおけるアーサナ・プラーナヤーマ・瞑想実習 (TTC修了者対象) 指導 西守 美香
終了後「ほうこくカレー」とチャイで歓談2016年の新年会を兼ねていますのでぜひお待ちしております

持参品:筆記具など  
講習費:一般 1部のみ 1000円 (一般可) TTC修了者 12部必須  2000円

1月30日の報告会と古典指導の様子
 


〇2月27日(土)13:00~ 15:30 @光の森校  <予定> TTC修了者のみ
「第5回Huslab 勉強会 ヨーガ・スートラ苦の原因5つの障害クレーシャ(煩悩)の洞察と苦の原因の除去法
5つの障害クレーシャの最初に出てくるアヴィディヤ(無知)には4つ段階があり、サーンキャ哲学をもとにその洞察をし他の心の障害のもとになっているものについてもわかりやす説明していきたいと思います。講話後、瞑想指導

13:00 ~ レクチャー
14:30 ~ 瞑想   
15:00 ~ Q & A と 指導法について
*終了後はいつものカレーとチャイで。。。




〇3月26日()~27日(日) 26日集合12:00~ 終了27日(日)15:00 @光の森校    ほぼ満員 若干可
「第1回宿泊断食と浄化法」 参加8名まで
  10:00 レッスン参加(希望者)  
 12:00 集合 オリエンテーション ファスティングについて 自分のドーシャの確認
 *本来のファスティングは本を読むことや、運動等はせず、モウナ(沈黙)と瞑想を行います。また、宿泊のため、それぞれのドーシャにあった入浴剤(アーユルヴェーダで学んだ各自のやり方)を作り入浴体験をし、瞑想を深め、休みます。宿泊の際にそれぞれに霊気ヒーリングによる浄化法で体と心を休めてもらう予定です。詳細はのちフライヤーをお渡しします。希望者へ配布しますのでご連絡ください。 090-4772-0837 (西守)



Huslab勉強会の参加費について  TTC修了者 2000円  一般 3000円  (チャイ・カレー付き)
断食・宿泊は 8000円(指導・ファスティング食・霊気ヒーリングによる浄化・各自の入浴剤付き・宿泊費込み) 

3月以降のHuslabワークショップの予定

毎月      第3日曜日 「坐禅&伝統ヨーガ@日輪寺」 10時~ 要予約  2月は21日(日)開催

5月       インド瞑想指導者Uttam氏による瞑想スキルキャンプ と 個人セッション 
8月       インドより世界で指導するアーユルヴェーダドクターDr.Jagadishによる「YogaとAyuruveda」
9月       指導者養成修了者への「指導スキルの確認とアドバンス指導合宿」数回に分けて行います。

以降、詳細はこのホームページでお知らせしていきます。


☆彡冬季「伝統ヨーガ 指導者育成&ヨーガ基礎講座」予約受付中
面接の中でみなさんのお話を聞きながら進めていきたいと思います。
県外の方の宿泊合宿による受講についても可能ですのでまずはお話からしていきましょう。
お問い合わせ runrun438706@yahoo.co.jp 090-4772-0837 (西守)
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