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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2015年07月22日 Hus日記

日常行うKRIYA YOGA
7月18日(土)KRIYA CAMP
現在「指導者養成講座9期生」がいよいよ後半を迎え、先週土曜日は恒例の「KRIYA CAMP」を行いました。CAMPと言っても宿泊をしたのでなく、この日はいつもより早い時間に学校に集合してもらって、「KRIYA YOGA」の意味を学び、体内のKRIYA(この場合は体内浄化法の意味)から洗浄を行いました。今日の浄化法は、おさらいとして
「ジャラネイティ(水を使った鼻腔内洗浄)」
「スートラネイティ(ゴムチューブを通す鼻腔内洗浄)」
「ボーマンドゥティ(嘔吐法)」
「ダンダ・ダウティ(ゴムチューブを胃に通す胃の洗浄法)」*これは段階を要し、デモだけ行いました。
以上、やったあとはブレックファーストを摂ります。本来は、食事を落とさないといけないのですが、嘔吐法の時は空腹で行い、30分以内に食事を摂らなけれいけないので、お腹に優しい「キチュリ」ターメリックライスを食べました。
そう、「KRIYA YOGA」の意味を少し話しておきましょう。
その前に、皆さんは日々の中で「苦痛だ」と感じることはありますか?ヨーガには「心の障害」となるものが9つあると言われ、それをサンスクリット語でANTARAYA(アンタラヤ)といいます。ある学生と話をしていたときに、
「体は大丈夫ね~?」
「先生、体はよかけど頭が病気!」
と。まさに、これが9つの障害の一つ「病気」これは体だけを言うのではなく、心の病気も指すのです。「病気」「無気力」「疑心暗鬼」「注意力散漫」などが「心の障害」だと言われています。そして、その「心の障害」の原因が必ずあり、それをKLESA(クレーシャ)と言い、日本語訳は仏教用語を用いた時「煩悩」といいます。煩悩は、心を悩ますものを表し、このKRESA(クレーシャ)は5つあり、「無知」「我想」「執着」「憎悪」「生命欲」のことを、ヨーガでは「5つの煩悩」といいます。
要は、心の構造上に問題があり、それをすぐ治すことは難しく、少しずつ減じていって「心を透明化」することから始めるために、私たちはスタジオや教室にきてポーズをとったりするばかりでなく、日常の中でヨーガを行っていく、それが「KRIYA YOGA」と言われるものです。この目的は、瞑想からサマディ(三昧)に向かう準備をすることです。
KRIYA YOGAは、積極的にある行動をとることによって、ある目的を達成しようとすること、その行動が

「タパス」・・・苦行と言われますが、自分を高めるために何かを我慢したり、または苦痛を受け入れたり、ぐっと制御すること。あとちょっと食べたい・・・我慢!眠たい・・・もうちょっと起きて仕事や家事などを頑張る!しゃべりを押さえる事(モウナ=沈黙)もタパスになります!これは日々の中でいろいろできますね!また息をしたいのに我慢し、制御する。これは最高のタパスだと言われ、なのでこの期間はプラーナヤーマ(呼吸法)の中でもアヌーロマヴイローマをタパスとして練習していきます。

「スヴァディア-ヤ」・・・自分の「ヨーガ」の取り組みを促進させるのに望ましいような種類の勉強をすること、また自己を高める学び。心の学び(=自分を知る )をするために、ここでは自分自身に集中できるようにOM Karaを行っていきます。OMを唱える事で、感情を抑制させる。そうすると、まわりのことに囚われず、「頭が病気!」になる一歩手前で脳が正常に動き出すようになります。

「イーシュヴァラ・プラ二ダーナ」・・・日本訳では「神への降伏・帰依」といいますが、「神」をどう捉えるかは、学びの中でお話ししましょう。いわゆる、自己をはずすこと。心=自分、体=自分、そうではなく、そこと自分を切り離すこと。「私が」「私が」・・・「自我意識」により苦痛を引き起こすのだから、それを「はずす」ことです。ここでは、その練習としてGyatori Mantraを唱えていきます。ご自分で唱えられている真言、般若心経等でもいいのです。

こうすることによって、「苦痛」の原因を減じ、まずは「平静さ」をとりもどし、それを続けることによって、そこが常であるようになります。どれくらいやるのか?「いつまで」という期限なく、日常の中で行えるものなので真剣さをもって、継続してやってみてください。

この日は、みなさん集中し、後半の講義はランチもいらない!?それくらい内側に入り、満たされてるものを感じていました。講義もいよいよ今週で終わり、いよいよ来週がレッスンテストになります。レッスンテストの参加者としてどなたでも参加フリーでできますの、励ましの意味でぜひご参加ください。

<試験日程>
7月31日(金) 午後 筆記試験
8月 1日(土) ①10時~   ②11時~  今回はまずは二人が頑張ります! 指導者コース修了者はできれば要出席。一般の方は要予約でご参加くださいませ☆彡

このようにして、本校では指導者育成クラスは、ヨーガの指導者としてだけなく、「生き方」としてのスキルを本来の伝統技法によって学んでいきます。心の科学を学ぶパタンジャリのヨーガスートラからの恩恵と身体科学のハタ・ヨーガの技法の素晴らしさを多くの方々に知ってもらって、心のマスターになっていただけるよう・・・

梅雨も去り、暑い夏がやって参りました。どうかお体ご自愛くださいませ☆彡

☆彡8月の 「座禅&ヨーガ」お盆のためお休み
山鹿校・武蔵ケ丘校  お盆休み  8月8日(土)~16日(日) 


 
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