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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2019年10月25日 kaivalyadhama レター

Kaivalyadhama Japan レター2019 第6号 10月26日
Kaivalyadhama Japan レター2019 第6号 10月26日(土)

①徒然
②インド・ヨーガ専修大学kaivalyadhama CCY in Japan「応用編」
③kaivalyadhamaツアー2019
④インド・ヨーガ専修大学kaivalyadhama CCY in Japan 「総集編」with Shri Sudhir Tiwari
⑤Kaivalyadhama Japan からのお知らせ

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①徒然
8月のレターから、早や10月も終わりに近づいておりました。季節が「秋」に入っていたことに気づいたのは、京都リトリート後に訪れた天龍寺でのことでした。大方丈に上がり、長い廊下に腰を下ろし目の前に広がる曹源池の赤く色づき始めたその景色を見て、、、静かなその景色の背後には、火災や地震、反乱による繰り返し、それらを経ての佇まいに、身体を持ってしての人の心も同じように一喜一憂、様々な経験を積み重ね、それを越えた先にこのような「様」でいれるのかなと、私たちの学びの先にあるものと重ねながら拝観しておりました。

9月1日から始まった熊本は阿蘇での指導、その後kaivalyadhamaツアー、インド農村地区交流と世界遺産ツアー、そしてSudhir TiwarijiによるCCY総集編、京都でのリトリート、10月20日にやっと我が家に戻って参りました。指導者の立場ではありますが、実のところ自己の学びの延長線に他ならないことを改めて感じた毎日でした。そして今回、私たちが皆さんと学んできたものは、どんな言葉を並び立てても体験しないとわからない、個々が実際に体験し感じたものが、私たちがKaivalyadhama Japanとしての活動で伝えたいものであり、その感じたものが、もしかしたら違うものとして捉えられたり、誤解があったり、物足りなさや、未消化物として残ったままであったりしているかもしれませんが、皆さんから頂いた多くの言葉から、この古来からのヨーガが、またそれを通じて大事にしてほしいものが、亀の歩みの如くではあるが、日本に下りてきている、そこを感じた密な時間でした。
インド・ヨーガ専修大学kaivalyadhamaと行ってきている活動は、創設者故スワーミー・クヴァラヤーナンダのメッセージ「ヨーガを決して歪めない」だたその思いの継承にあります。師は自分の名を残すことは一言も言われませんでした。ただひたすらに古典文献の実験と研究を続け、一般の人々にもヨーガを知ってもらうこと、それが日常に、家庭、社会、世界に広がることを望んでおられました。そして、それらを正しく学び、それらを伝える人たちをきちんと育てるようにと、、、今夏、スワーミー・クヴァラヤ―ナンダジは「ヨーガの偉大なる人物」としてインドの記念切手になられました。これはまた次回紹介したいと思いますが、今、私たちKaivalyadhama Japanとしての活動はその思いを受けたものであり、そこに集まる同志や、惜しみない協力は、師への、または個々が学んだことへの「敬意」に他なりません。
掲載しきれないほどの内容、写真等、皆さんが感じられたこと、2019年が終わる時までに、少しずつまた報告させていただきたいと思います。
Kdham CCYの最終試験もまだ11月に残されています。多くの葛藤や、義務の中で、また日本における自然災害と向き合いながら、ヨーガを学ぶ意味は・・・一人一人が答えを持っておられ、まだこれから起こりうるであろう様々な問題や壁にぶつかった時により大きな解答を与えてくれるものと思います。
最後に、kaivalyadhama訪問ツアーに参加された方の感想を紹介して「徒然」を閉じたいと思います。

ツアー前に、ある病気の宣告、様々な葛藤の中、インドの地へ降り立つ

インドの神様、ミカミ(美香+神)さま、ミカミ(皆+神)さま、沢山の学びと愛と癒しを頂きました。瞑想指導のボガール教授、レクチャーの一言一言、魂に染みて言葉に言い尽くせぬ溢れる想いです。バンワリ先生の優しさ、通訳孝江さんの的確さ、素敵な仲間のエネルギー、励ましてくれたドクターや、同じ病気を持つシルビアとのミラクルな出逢いに感謝です。美香先生、魂の旅を本当に有難うございました。これからがまた始まり、毎日毎日、毎瞬、毎瞬、瞑想的な、ヨーガ的な視点と実践と生き方で私の人生を見つめていきたいと思います。(省略)カイヴァリヤダーマ ジャパンを作り、私たちを繋げて下さり、本当に本当に有難くて、言葉にできるものではありません。今回、つくづく、病気=不幸 ではない、むしろ「幸せ」日々痛感・・・・(感想の一部を抜粋させて頂きました)



①インドヨーガ専修大学 kaivalyadhama CCY in Japn 「応用編」
9月1日(日)~9日(月)@阿蘇・熊本

今年も、基礎編を終えた仲間が熊本阿蘇国立青少年交流の家に集まり、8泊9日間の「応用編」がスタートしました。オリエンテーションでは所員の先生によるアイスブレーキングから始まり、わずか一瞬にして心がほぐれ、交流の輪ができました。「さすが!」の一言でした。約100時間の基礎編を経て、寝食共にしながら応用編100時間を学ぶ、ヨーガを系統立てて何故学ぶのか、スタイルヨガによる一過性、ヨーガが流行によるものではない、そのことを定義でもう一度押さえ、実践で理解を深めてもらいました。特に理学療法士の有田の授業は、解剖学視点でその意味を更にクリアーにさせてくれ、彼女がスワーミー・クヴァラヤ―ナンダの「ヨーガ・セラピー」を何度も熟読、自ら実践して、プレゼン、ビデオ映像で捉えさせてくれたことによってパタンジャリのそれぞれの定義が現代科学の視点、解剖学の視点から見ても的確なものであった、そこに気づくヒントを与えてくれました。アーサナを行う時、大脳を使ったアライメント調整であらば、それはパタンジャリの定義から大きく離れたものであり、ヨーガのアーサナからも離れていくものだと思っていいでしょう。その意味がわかるようになるには、定義に沿ってアーサナを淡々と行うことです。ヨーガのスキルはやはりそう簡単なものではありません。それを正しくやる手順や、それに向かう勇気や根気強さもいります。「真面目さ」は必要ないですが、、、
今回は、授業への集中の高さ、学び合う仲間同士の励まし合い、高め合いが随所に見られ、私自身が沢山の学びを頂いた、そう言っても過言ではないくらいの素晴らしい時間となりました。また、CCY卒業者の方々もフィードバックのために来てくれて、よき和が広がりました。この阿蘇に集う意味、これは言葉だけでは言い表せないです、やはり・・・

応用編の写真

応用編の様子は毎回Facebook(「Kaivalyadhama Japan」で検索)にあげており、また後ほどホームページのギャラリーにもアップしていきます。学び合いの様子、沢山ありすぎて言葉で伝えるには難しい・・・

②kaivalyadhama ツアー2019 9月14日(土)~23日(月)10Days 
「ボーガール教授による 古典ヨーガ&Mentalhealth , Meditation 2019 by Prof. R.S.Bhogal」

阿蘇での応用編の3日後には、仲間を連れてインド、ロナワラにあるヨーガの故郷kaivalyadhamaへ・・・初めてこの地に来る方、何度か訪れたことがある方、様々な思いでの方々が集いました。この講義内容を受講するにあたってのやはり基準があり、今回は古典ヨーガの基礎があり、実習をしている方、またCCYの授業を経ている方々の参加ということで、講義内容が想像以上に深かったです。その内容をここに記すことは出来ませんが、「瞑想をしています」と言われるときに、この時点で、もっとそこから遡って基本の内容を押さえなければいけません。世界中で行われているのは、Dharana(集中)である、ヴィパッサナーやマインドフルネスも瞑想だと言われているが、それらはその準備・・・そのような講義から始まって、古典書の講義と実習が繰り返されました。私が留学していた当時の校長がボガール教授であり、当時は聞けなかった貴重な体験話をされ、思わず胸が熱くなりました。やはり、何かを極めていくときには、当然そこへの批難、批判、苦悩、様々の(周りはいろいろなことを言いますから)・・・それを経験しながら「超越」の体験の準備ができると。ヨーガは、その「超越」に向かうものです。それは苦楽や、好き嫌い、いい悪いであったりの対比の経験から、そこを繰り返し経験し、そこに執着し、また苦に陥り、そこを観察できるようになるところか始めて、いわゆる「気づいておく」ことから、瞑想への道のりはいきなりジャンプ(薬や誰かからその体験を得ようとしたり)はできない、ヒマラヤの洞窟にこもったり、世間から逃げたりしても「超越」には至らない。今回、私たちは、そこに向かう準備、その具体的な実習法と、それがどの文献にあるものか、サンスクリット語文の意味を読み解き、Diplomaの講義でも習うことのない、また体験することのない貴重な内容を惜しみなく与えてもらい、皆さんそれぞれが感激、感謝されていました。   
kaivalyadhamaが実際どのような場であるか、徒然にある生徒さんの感想から感じて頂けたらと思います。 


③インドヨーガ専修大学 kaivalyadhama CCY in Japan 「総集編」
with Shri Sudhir Tiwariji 10月4日(金)~9日(水)@阿蘇・熊本

10月初旬、いよいよ最終章に入っていくShri Sudhir Tiwarijiとの総集編が無事終了いたしました。インド帰国の次の日にSudhirji来日、頭と身体がちぐはぐでしたが、生徒たちがそれぞれの活動の場で喜ぶ姿や真摯に学ぶ姿がエネルギーとなってこの日を迎えることができました。今回もまた生徒たちは深き学び、そして何よりはSudhir Tiwarijiの内側からあふれ出す優しさ、温もりのエネルギーを感じ、ある生徒は涙を流し、またある生徒は、その感動を言葉では表現できないと言ってました。師から出てくる言葉の一つ一つには古来からの揺るぎなき知恵と教えがあり、そして体験による的確さがあり、またヨーガを行うとどうなるのかを師の「姿」から学びとってもらうことができました。Pujaを 始めて体験した生徒は、魂が喜ぶ感覚を得た、といい。そこにいる生き物、特に鳥たちが集まり、自然と一体化するその体験は、やはりこれも言葉の表現だけでは言い表せません。今回もまた、CCY卒業者が東京各地からフィードバック参加してくれたり、お手伝いをしてくれたり、毎年仲間との絆の輪が広がり、深まるのを感じることができました。そう、最終日には、みんながサプライズ時間をとってくれて、「Tameva mata」のマントラと手紙、お礼の言葉をもらいました。通訳の船坂氏、これが始まる3日前に最愛のお母さんを亡くされ、そのような中での魂の通訳業、その話を始まる前にすると、、、この時に始めて皆さんに話しました。涙止まらずの、本当に素晴らしき仲間との時間を頂きました。

このような場ができるのは、一人一人のヨーガへの思いから、様々な役割を持ちながら、私たちの学びに参加して下さることに本当に感謝致します。


「ヨーガとは何か」また、「本来の自己とは?」永遠の問いかけを続けながら、永遠なるものと一つになるときがくることを願って・・・
ここでの授業内容は昨年以上の広義に渡るもの、次なる学びのための準備ができているからこそ与えられるもの、また時間をとって紹介していきたいと思います。

⑤Kaivalyadhama Japanからのお知らせ
これまでの活動内容を全て伝えることはできませんが、私たちの日本での活動はまだ始まったばかり、実際に体験して感じてもらえたら・・・
Sudhir Tiwarijiによる阿蘇での講義に東京からフィードバック参加された生徒さんが、
「日本に来てくださっているのに、これを聞かないのはもったいない」
そのように話してくれました。積み重ねによって理解が深まる経験からの言葉、私もこれは2016年Sudhir Tiwarijiとkaivalyadhamaで初めてお会いし、講義を受けた時に感じたものと同じ、その思いで「今」があり、その場づくりをしています。

2020年度のご案内が準備できましたので、以下

kaivalyadhama Certificate course in Yoga Japan 2020 東京会場・京都会場・長崎会場 受付開始
https://www.kdhamjp.com/page/yoga/   
 開催要項ができましたので、各県での募集要項はNEWSに上げております。 
インストラクター養成、プログラムの詳細や、日程は  
https://www.kdhamjp.com/page/yoga/     こちらをご覧ください。
2020年度は、東京会場での開催が決定いたしました。場所は東京オリンピックセンターを予定しておりますが、また変更する場合がございますので、決定しましたら
その都度連絡していきたいと思います。すでに、東京からのお申込みがあり、年々関東、北陸方面からの希望もあって東京会場を設けることにしました。また、CCYの卒業生もそれぞれにクラスや教室を持って活動しており、ぜひよき和がまた広がっていきますよう・・・のち卒業生のKaivalyadhama Japan Almuniのお知らせもしていきます。京都会場は、Kaivalyadhama Japanへの協力を頂いている「日本ヨーガ禅道院」さんのヨーガ・アーユルヴェーダ研修センターで次年度も開催致します。
本拠、熊本で行っておりました通学課程は、私の指導範囲が広がったことにより関西、関東同様に集中講義として、次年度は長崎の会場で行うことになりました。
長崎会場は、少人数制で行いますので、お早目のご連絡お待ちしております。

Kdham CCY2020基礎編 会場
東京会場    https://www.kdhamjp.com/page/news/80/

京都会場        https://www.kdhamjp.com/page/news/81/

長崎会場    https://www.kdhamjp.com/page/news/82/ 

尚、Kdham CCY 2020応用編・Sudhir Tiwarijiによる総集編は、これまで同様の熊本・阿蘇にて行います。

○世界4か国同時開催 フランス・中国・アムステルダム・台北・日本
「Pranayama Basic Teacher Training with Sudhir Tiwari
~スディ‐ル・ティワリジによるベージック・プラーナーヤーマ指導者育成 1年コース」


 2020年に4か国同時に始まるプラーナーヤーマのTTCを日本で初開催致します。Sudhir Tiwarijiが父・O.P.Tiwarijiより要請を受け2年をかけて作られたプログラムで、インド政府、AYUSH省にも認可を受けたものです。2017年にkaivalyadhamaで3年コースが世界で初めて開催、1期目を現在受講中、11月終了予定。2期目もスタートしています。そこで行われる同様の内容で、1年目の内容を4か国でプラーナーヤーマ・ベーシック指導者育成として開催することが決まりました。日本で1年に3回に分けてSudhir Tiwarijiによる指導を受けることができます。しかし、これには参加基準(資格有し者、レポートによる参加資格の合否)があり、定員は20名。詳細はできておりますが、それをアップすることはできません。お尋ね、ご質問を受け付け、相談の上詳細を送付致します。

○Traditional Yoga Educational Center Hus lab 熊本からのお知らせ
・11月・12月のスケジュールをアップしております。https://www.kdhamjp.com/page/schedule/
私、西守のクラスは年内ありません。次年度の予定をまたお知らせいたします。
・チケット制の方 12枚綴り⇒10枚綴りに変更しておりますが(15年ぶり)金額は同じです。
月謝制は70歳以上の高齢者の方のみ対象となります。
・16年目になります2020年度は4月新体制に変わっていきます。またお便りいたします。


学びの詳細内容が伝えられずすみません、、、最近感じますことは、やはりどんなに言葉を一時的に並べても、古典の系統を順序立てて学び、また自らが実践することでしか完全な理解にはつながらない。また、1つの体系的な学びを経ても、それを深めたり、理解できるのは「日常」で生かしいくことから。生かし方を学ぶこと。実際に。映像、画像で見ても「感じる」ことにはつながらない。それは外側のイメージを広げ、本質的な自己から離れていくことになる。
今回紹介しておりませんが、10月11日~13日まで京都でSudhir Tiwarijiによるリトリートを開催しておりました。そこに、わずか3日のためにフランスから、御年75歳の方が受講に来られていました。VEDA、サンスクリット語を長く学んでおられるO.P.Tiwarijiの生徒さんです。フランスの組織の中心となり今も現役指導されております。その学びの姿勢、意欲、バイタリティーにヨーガの学びは、または自分の好きなことも含めて、それは永遠終わりなきものだと感じました。今回出逢った皆さん方は、きっと前世でも彼女との学びがあったのかもしれません。本気で学ぶ者同士のアンテナでつながっていき、そのエネルギーは周りにも広がっていく、そのことを彼女から学ばせてもらいました。

11月初旬から、kaivalyadhamaへ。CCYの試験採点、証明書授与、そしてPranayama3年コースの最終試験を終えてきます。よきイメージを持ちながら、目の前の自身の学びも怠ることなく頑張ってきます。帰国は12月半ばになります。ライン、メールでのやり取りはできますので、多くの皆さんとの出逢いが広がりますことを願って・・・
Kdham CCY 2019の皆さんの最終試験が無事終わりますことお祈りしております。
よい結果を求めてやるではなく、
どのような思いでそれをやったか、
そのことが、それが終わってから、
やってくる「何か」だと思います。
それは「今」はわかりません。
用紙や点数でもありません。
「何か」です。

Kaivalyadhama Japan
西守 美香
www.kdhamjp.com
kdham_japan@yahoo.co.jp

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