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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2020年03月20日 お知らせ

kaivalyadhama Japan レター2020 第9号 3月20日
kaivalyadhama Japan レター2020 第9号3月20日
①Traditional Yoga Educational Center Hus labからのお知らせ
②新型ウイルス問題への科学的ヨーガによる対処法(Sudhir Tiwarijiより)
③2020年4月以降の予定
④その他
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①熊本校 Traditional Yoga Educational Center Hus labからのお知らせ
「教育長、または市議会議員になります!!」


そう豪語して、教員を退職したのが2005年3月、ちょうど15年前の今日ぐらいになりますでしょうか。果たして、そうなれたのか、

「なっていません。」

強気な発言の裏にあった、弱気な自分がそこにいたことが今懐かしく思えます。弱気な自分・・・

「この先どうしょうか、、、」

そう思う「心」一時的な、、、なので、それは、しばらくすると去り、その不安があったことで、今度は「やらなければ」という思いが作られました。

「行動に移すしかない!」(当時、長男小学生、次男保育園児)

なのでヨガのスタジオを作りました。と言いましても、地域の公民館を借りてのスタート、60代の小学校教員を退職された方と、教員を途中で辞めた私が、その方に「ヨガ」を教える。マンツーマンで3ヶ月、場所代1000円をお支払いして、その方から1000円を頂く。もう一つのセンターは誰も来ない日が3ヶ月続きました。センターの方が、「誰か来られたら連絡しますよ。一度体験教室をされたらどうですか」と。おかげでさまで、そこから夏を過ぎる頃には100人を超える方々が来られました。私がやっていたのは「ベーシックヨガ」と「パワーヨガ」です。パワーヨガは当時人気でした、汗をかきます。痩せる方もいて、、、しかし、秋から冬になりました。広い公民館がガランとなり、ダルマストーブを2つ焚いても寒く、汗も出ません。だんだん、自分がやっているものが、果たして「ヨガ!?」なのか、ヨガとはなんなのか?40時間で数十万をかけてとった資格、この資格とはなんなのか?だんだん疑問がわいてくる中で、とにかく、今は生徒さんたちが寒くないよう、まずは「スタジオ」を作ろう!よき場所が見つかりました。これまで経験のない借金をし、改装費数百万をかけ、2006年4月3日に「Hus lab」と名前を変えスタジオをオープンさせました。チラシを新聞に入れてもらったり、広告を出したり、人もまた、たくさん来てくれました。パワーヨガのクラスは毎回満杯、しかし、人気と同時に湧いてくる疑問、

「自分は何か違うものを教えているようだ・・・ヨガではない気がする」

スタジオオープンから1か月後の5月、スタジオをクローズさせ、ウイルス問題が起きたわけでもなく、ただ疑問が湧き、その思いを解決しようと南インドに渡りました。南インドの師と出逢い、伝統ヨーガを学びました。帰国し、これまでの「パワーヨガ」を全部やめ、学んだヨーガに全て変えました。人は去りました。しかしながら、これまであった疑問が去りました。何かよい感じがして、その自分がよいと感じていると、そのエネルギーに人が集まり、また更にヨーガを学ぶ意欲も増して、そしてまた1年スタジオを離れ、ヨーガ大学へ。それが「kaivalyadhama」でした。科学的な根拠による古典ヨーガ、古来からの文献を学び、その具体的な、そして発展的なスキルを学び・・・「今」に至りました。ヨーガを日本の地に下ろすために、卒業から5年をかけ、

2019年3月26日 kaivalyadhama Japan 成立 が成立しました。




これまでの様々な思いや疑問、不安「どうしようか・・・」「これは一体何なのか」というような、これがあったお陰で、揺らぎなきヨーガの恩恵を日本の地に下ろす礎を作ることができました。そこからインド政府主導、IYA(インドヨーガ協会)への登録許可も得ることができました。私と同じように「正しいヨーガを学びたい」そのような思いを持った生徒たちが集まり、2017年のkaivalyadhama CCY 1期がスタートし、今年で4期目を迎えることとなりました。また、ヨーガを学ぶ気持ちは内側へと向かい、自己研鑽を続ける中で、ヨーガがスタジオの中だけで行われるものではなく、もっと日常に「存在」するものだという思いが日々強くなり、

2018年8月 この辺りから、スタジオをクローズさせることを考え始めていました。途中のいきさつはここではお話しませんが、結論を言いますと、

2020年 ちょうど15年を経て、16年目を迎える今年、スタジオを閉じることにしました。様々な思い、生徒さんのお顔など浮かびますが、2018年はそう思うことの中に「寂しさ」がありました。スタジオは、一つの建物にすぎませんが、やはり呼吸をしており、生きています。やはり、スタジオも「寂しい」を感じていたと思います。2020年、今はその「寂しさ」でなく、ここの中にあるエネルギーが、大きく大きく膨れ上がり、ここに入りきれなくなった・・・どう表現していいかわかりませんが、次への「発展」の思いが今は強く、もう揺らぎがありません。突然のお知らせになりましたが、このエネルギーは皆様のところへ、またここに在る「空間」はずっと変わらずにあり、むしろ皆さんとは「一つ」になっている(意味が伝わらないかもしれませんが・・・)。スタジオは山鹿の地から無くなりますが、私たちkaivalyadhama Japanの根は、これまで同様、熊本・山鹿の地にあります。kaivalyadhama japanのOfficeは、この15年の間に母にギフトした家(八千代座近く、豊前街道通り)にそのまま引き継ぎをします。たくさん迷惑をかけ、申し訳ないという強い母への思いからの家の建設、母は約1年をそこで過ごし他界しましたが、家を作るにあたっての原動力となってくれたのは、やはり「母の存在」無きにはあり得ませんでした。そう、これまでのスタジオでのクラスはもう終わりになりますが、ここで育った指導者と、また私の時間が取れた時には、Officeでのレッスンも可能ですので何らかの継続はしていきたいと思います。

これまで15年、後半の数年は指導者の育成、海外での仕事の為ほぼ不在が多く、指導者任せではありましたが、皆さんと歩んでこれた日々に感謝して、次なる高みへと進んでいきたいと思います。高みとは何か、言葉では表現できないところでしょうか、、、

*ホームページは、書き換えが必要になってきますが、スケジュールには4月以降Kdham Japanとしての活動をアップしております。希望によるレッスンへの対応はスケジュールを調整、相談 
 を受けながら行っていきたいと思います。
 スケジュール 
https://www.kdhamjp.com/page/schedule/

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②新型ウイルス問題への科学的ヨーガによる対処法(Sudhir Tiwarijiより)
世界各地に生徒さんがおられるSudhir Tiwarijiも、3月22日から世界4カ国(フランス、アムステルダム、中国、日本)でのPranayama 1year TTCが、フランスを筆頭にスタートする予定でした。しかしながら、ヨーロッパ、フランスへの感染拡大が増し、先週「延期」の決定が出されました。また、フランスではその後もSudhir TiwarijiよるTTC、ワークショップ開催と、生徒さんたちは待ちわびておられたことと思いますが、苦渋の決断の中、Sudhirjiは世界中の生徒たちに向けてのメッセージを送ってくださいました。

みなさん、こんにちは。
現在の新型ウイルスへの予防と注意は、この困難のさ中の最良の解決策の1つです。ヨーガの実践は、地域当局によるガイドラインとそれに加え非常に役立つものです。ここに私からの提案があります。
1.パニックに陥らないでください。
あなたの体は、健康状態を緩和するの独自の免疫システムをもともと持っていますから、そのことを忘れないでください。

2. Neti
ジャラ・ネーティ(水による洗浄法)、または鼻洗浄(一般の皆さんはご自分でされているやり方で)
スートラ・ネーティ(カテーテルを用いた摩擦法)*指導者の下で行う。

3. Vaman Dhauti or Gargle with salt water.
ヴァマナ・ドウティ(嘔吐法)または、塩を入れてうがい。

4. Couple cloves of raw garlic daily
生ニンニクとクローブを毎日摂取!? 
これらを小さな袋に入れて胸の辺りに入れておくことで、ウイルスからの予防になる。

5. Holy Basil(Tulsi) Tea daily.ホーリーバジルティーを飲む  1日2回
→抗菌作用
葉っぱに含まれるエーテル(ジエチルエーテル)には、強力な抗菌効果があり、黄色ブドウ球菌や大腸菌などの繁殖を防ぎます。

ホーリーバジルのこれらの有効成分が、免疫機能と新陳代謝を高め、生活習慣病やインフルエンザ、風邪の予防のほか、頭痛、呼吸器の疾患、肝機能の低下、胃炎、むくみ、冷え性など体の不調を和らげ、根本的な体質の改善へと導いてくれます。
インドでは、ヒンドゥー教の神に捧げる植物と言われ、ホーリーバジルが、寺院や家の周辺に植えられています。kaivalyadhama の敷地内にある、ハヌーマンテンプルの前にも。この神聖なるホーリーバジルにも祈りを捧げます。

5. Salabhasana 5 - 7 rounds シャラバ・アーサナ(バッタの姿勢) 5回~7回
→シャラバ⋅アーサナは、息を吸ったあと、息を止めて足を上げることにより、肺の圧力拡張によい。

5. Kapalbhati カパーラ・バーティ クリヤ  各段階に応じて 
→肺をクリーンに、二酸化炭素による不純物の排除、新鮮な酸素が血液に、そして、各組織に行き渡り細胞へ、循環器系、呼吸器系のシステムをより良くする。

6. Ujjayi ウジャーイー 10~20ラウンド (クンバカなしで)
肺炎、呼吸器システム、咳などによい。肺を広げる。
 
7.ウコン、緑茶を飲む。

これらの実習について、やり方が不明な点は、地域のヨーガ指導者、Kaivalyadhamaの系統を学んだ指導者(CCY修了者)に尋ねてください。
新たなホームページ作成と同時に、今後、Kaivalyadhama CCY 終了者の各地域でのクラス、紹介をホームページにアップさせていきたいと思います。
*詳細のやり方については、ここでは紹介しておりませんので、お尋ね等ありましたら、HPにあるタグからいつでもご連絡ください。
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③2020年4月以降の予定
年明けから、熊本、京都、東京でのフィードバック勉強会、Kdham japan 顧問、大麻氏の講話等を行っておりました。2月末には、Kaivalyadhamaでのミーティング、今年度の計画などを行ってきました。ちょうどこの頃、新型コロナウイルス問題への対応としてインド側が日本からの入国を禁止(一部可)、その前日にギリギリの入国、その後にkaivalyadhama入りされる予定の日本グループの皆さんはとうとう来られませんでした。正直なところ先生方も日本人への指導をかなり心配されていたので、特にご家族は安堵されていました。後半のインドは南インドへ「サンカランコービル宝塔仏舎利奉安式」へ参加、これにつきましては後ほど皆さんに紹介していきたいと思います。
 日々心配と不安の尽きない毎日ですが、少しずつ、少しずつ収束しております。中国の友は、日本からの温かい支援にとても感謝をしていました。このような中ではありますが、今年度のkaivalyadhama CCYを予定通りに行っていきます。先ほども話をしましたが、不安、問題があって、次への原動力が生まれる。もちろん、今回の問題にあっては予防、自粛が必要です。いつまで、というのも勝手に決め込むこともできませんが、kaivalyadhamaが古来からのヨーガを学術的研究によって、真のヨーガを実証した、ここには現在問題視されている、免疫力、抵抗力へのアプローチがあり、ヨーガが医療ではないと言っても、それへの貢献は大いにある。それをこのカリキュラムの中で学び、ぜひ身近な方々に広げて欲しい、今の問題に対しての大きな願いです。しかし、根本的な目的は違います。それは、また一緒に学んでいきましょう。
 インド政府が打ち出しているヨーガ改革、いわゆる「ヨーガの共通手順」を世界に、日本に定着させていく上で、その基準の土台となっているのがkaivalyadhamaの系統であり、私たちは、その系統を継承することを、ここでストップさせることはできません。今年はこのような問題から自粛も考えましたが、会場を東京、京都、長崎の3会場に分けて行うことで少人数での開催となり、この学びを深める上ではとてもよき環境ができています。4月3日、東京オリンピック記念青少年総合センターで始まるKdham CCY in Japan、心配もありますが、準備は着々と、卒業生がサポートの段取りもしてくれ、強力な体制の中で開催されることを楽しみにしております。

<4月予定>
kaivalyadhama CCY in Japan 2020  詳細 https://www.kdhamjp.com/page/yoga/
基礎編①4月3日(金)~8日(水) 東京会場:東京オリンピック記念青少年総合センター
    4月5日(日) 同会場にてkaivalyadhama Japan顧問 大麻氏による講演 13:00~14:30 
基礎編①4月12日(日)~17日(金) 京都会場:ヨーガ・アーユルヴェーダ研修センター
    4月19日(日) Kdham CCY 終了者へのフィードバック勉強会 10:00~17:00  同会場
基礎編①4月24日(金)~29日(水) 長崎会場:縁ヨガ

基礎編②6月、応用編9月、Sudhir Tiwarijiによる総集編10月が今後実施されます。

世界4カ国開催 Pranayama 1year TTC(指導者コース)2020    
詳細 
https://www.kdhamjp.com/page/ttc/ 
Step①  7月23日(木)~29日(水) 会場:熊本阿蘇国立青少年交流の家  
Step②10月12日(月)~18日(日) 会場:同上
Step③2021年1月28日(木)~2月7日 会場:同上

International Day of Yoga Kansai 2020 in WAKAYAMA  2020/6/20-21
「天空の聖地 高野山で1000人ヨガ」

今年も講演致します。詳細はこれからお知らせしていきたいと思います。2014年に国連で正式に制定された世界共通の記念日、実のところkaivalyadhama Japan顧問 大麻氏
がその始まりの原点であることは誰も知らない、、、
今年は、大麻氏との伝統ヨーガ・リトリート、文化事業in Tokyoなどを計画しております。また、kaivalyadhamaツアー、インド聖地巡りツアーは次年度計画しております。


④その他・・・
3月20日春分の日 新たな新年の日だとも言われておりますが、今回のメルマガのお話の始まりが、スタジオ閉館について・・・終わりがある、そこには「始まり」が同時にあります。
今、人々は、外側の世界で楽しんでいたことがどれだけ弱く、無力であるかを、この新型コロナウイルス問題から学んでいる。「始まり」とは、内側に向かう旅への、、、
本来ならば、今日マレーシアでの講義を終えて帰国する予定でした、しかしながら、飛行機は飛ばず、入国も拒否になるとは・・・

また、次号でお会いしましょう。
*トップ写真は、退職して小学校から依頼を受け授業に入った時の・・・ヨーガが日常に「存在」するものであるならば、どの立ち位置であっても、「それ」はあるはず。ヨーガは実習を継続した先に起こるもの、教員という世界に入っても、「それ」はあるのか、「経験」でしかわからない。だから、やってみる、ネット上の空想論のようなものに捉われず、やってみてほしい、、、

Kaivalyadhama Japan
www.kdhamjp.com
代表 西守美香
顧問 大麻 豊




 
 






 
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