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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2015年07月03日 Hus info

Hus info 7月の予定と雑学




7月に入りました~
私の1番好きな季節でした。そう「夏」が大好きで、、、、
皆さん「夏」から連想するものを次々言ってみてください。
「夏」・・・海、ビーチ、青空、ダイビング、日焼け、ランニング、痩せる、ビール(今は全くと言っていいほど飲めなくなりました)、、、、
そう、全て自分が見聞きしたものや経験したものがが、出てきますね。小学生のころも「夏」は大好きでしたが、連想ゲームをしても、さすがに「ビール」は出てこなかったでしょう。幼児期であれば「夏」すらわかりません。赤ちゃんならもっと、、、
また、もっと細かには、そこでの楽しかった思い出や、切なかった思いなど、脳の「頭頂葉」にIn putされたものが呼び起こされ、そして「側頭葉」を通じて言葉として口から出される。この記憶や経験はともすると、いろんな「感情」を引き出す「原因」になりかねず、非常に「やっかい」になることがあります。シールみたいにペタ~とくっついて取れない。そこを思い出しては「苦痛」を引き起こしたり、、、
みなさん、どんな「夏」がでてきましたか?よき思い出もそこにはあったでしょう。不思議な経験のような内容もあったことでしょう。それらは過去世にまで遡って記憶されたことかもしれません。「感情」はカルマの影響も大きく受けますから、もし苦痛なことであればそうそうかき消すには難しいですね。

話は変わりますが、先月の6月21日が初めて制定された「国際ヨーガの日」でした(内容は前号を読まれてくださいね)。当日、インドではインド門の前に約3万7千人が集まり、モディ首相を先頭に30分ほどヨガが行われたそう。またKaivalya dhamaの同期生たちも、インド国内、フィリピン、タイ、中国、韓国、マレーシア等でもイベントを行い、「伝統」を残す普及を頑張っていました。インドでは、ヨーガは宗教性や政治性が伴いますが、しかし国外ではやはり健康のためと思われてるのが現状です。それにしてもインド門周辺や道路事情も知っているだけに、どうやってあそこまで集まったのかその辺が知りたいくらいです。多額の予算もかかって、野党からはかなり批判を浴びたとか・・・何かをすればカルマと同じく「非難」は受けます。それでも「伝統文化」を残したい、その気持ちに賛同します。やはり、「原点」を知っておくこと。日本でもいろいろな場でイベントが開かれていましたが、「原点」はなかったようです。
そう、本校でも日輪寺にて「国際ヨーガの日」を記念したイベントを行いました。全ての内容はKaivalya dhamaで行っていたものです。アーサナ(姿勢法)は少なく、プラティヤーハーラ(心の制御)のため無理のない姿勢でホールドを長めにし、意識を内側にむけておくことを重視し、1時間があっという間に過ぎました。そのせいか、坐禅の20分もほとんどの方が短く感じた、と。ダーラナー(集中)したことにより、ディヤーナ(瞑想)に入りやすかったのでしょう。坐禅でもご住職が言われる「調身」「調息」「調心」はまさしく、ヨーガに通ずるところで、アーサナから「座禅」に入るこの流れにより、「調心」へ入りやすくしていきます。
坐禅の後のご住職のお話(いわゆるお説法)は、ヨーガでは「スヴァディアーヤ(聖典・文献の研究)」といいます。また神との親密さを得る時間でもあり、心を清める時間をヨーガでは大事にします。また、ご住職は曹洞宗なので、禅の教えやお釈迦様のお話をいつもしてくださり、毎回、ご住職のお話がす~っと入っていくのは、やはり「体験」からでた言葉で、そしていろんな「苦難」を乗り越えてのお話だからでしょう。なので皆さん引き込まれるかのようにして聞いておられます。書いてあることだけを述べるのは簡単、しかし、生きたお話は「肚」に落ちます。集まった方々のそれぞれのバックグランドはわかりませんが、全部のお話でなくとも「何かが落ちます」。それは、耳からはご住職の言葉が入ってきて、さっき言いました、「それ」は脳の記憶中枢を通るので、実際は自分と対話をしながら聞いており、記憶と結びついて「言葉」を理解し、時に自分の経験と合いまったときに、それは「肚」に落ちます。日々、人との対話でも、その話を聞いて、理解出来たり、ときに言われたことに対して腹立たしく感じたり、言われたことに反応するのは、言われたことと同じ思いが「肚」にあるからです。自分が「それ」を持っている、なので対相手に自分を見せられるのです。なので、相手には感謝を持ちましょう。「肚」にあるものを出してくれてありがとう、と・・・そうそう素直には言えませんが(苦笑)

そう、毎回のように言われる「自分を知ること」ここは、日々の観察、ヨーガで内側の観察(日々9をしていくときに多くの「気づき」によって知ることができます。

しかし、お話にはこの先があって、

「自分を知って、自分を忘れること」

これは、そうそうわかるものではありません。参加者の「肚」に落ちたかどうか・・・本校で学んだ指導者はすでに「サンキャ哲学」の学びを得ているので、ほぼ理解ができたと思いますが!!

ある指導者の方が、食事を終えて、私にこんなお話をされました。
「最近、一人でいることが楽しく、瞑想が楽しくて仕方ありません。主人がいるのも・・・・生徒さんや、お客さんも大事だけど、一人の時間がよく、今は、指導することより、自分で修練する方が楽しいのです。。。」
と。ヨーガは「自己修練」の体系だと気づいてくれてよかった・・・
また、さっきのご住職のお話に戻りますが、

「自分を忘れること」

これは、この方が感じた
「私は一人でいたい・・・」
「私は瞑想していたい・・・」
「私は主人と離れていたい(というときも)・・・」

自分を忘れるには、この「私」を外さないといけません。

「心」や「感情」は私ではありません。この肉体も私ではありません。

「一人でいたい」と誰が気づいているのか?
日々の「心」や「感情」を誰が気づいているのか?

「私は・・・」「私が・・・」

「私」がくっつくことで「苦」が生じます。また、もともと「苦」の上にもっと「苦痛」が伴います。

そこに気づいている「意識」が「本来の自分」であり、何も痛まず、不安もなく、悩み、痛むこともないのです。

痛みを感じるとしたら・・・「私」がまだそこにあります。

ここまで読んでも落ちない・・・・それはそれで、いろいろなアプローチで物事を多面的にみることで心は軽くもなります。

「心」を自分で修正していくと=インドの伝統であるヨーガ

そこをモルディ首相は残したいと言いたかったのです。一人でも多くの方がこの「私」に囚われ、心の苦悩、痛みから解放されるよう・・・その場の環境や対相手から離れるのでなく「私=エゴ」から離れられるよう・・・

そう、この日は、大広間で「禅料理」を頂きました。大きな窓側の角に鮮やかな「紫陽花」が生けてありました。普段の家庭にはない大きな花瓶の中にあり、私はそれを一番そこから離れた対面場のところに座って眺めていました。
心は「きれいだな~」と・・・

その瞬間、その紫陽花の花びらの上で動くものを見ました。大きいのではっきり見えました。

「ムカデ」です。

その瞬間「、生徒さんたちに刺されたらどうしよう」「怖い」「追い払わなければ」
それで、ご住職から火鉢と塵取りを貰って追い払おうとしました。その間すでに生徒さんがムカデのついた紫陽花を1本とって外にポーンと・・・・

さっきまでのきれいな紫陽花が、何かがそこにあることで「怖い」ものに変えられたのです。
私たちの日々の生活はこの繰り返しで、問題が起きると心踊らされ、波打ちます。

何も変わらなかったのが一つ

それは「紫陽花」です。

それはずっと何も変わらずにあった。

「私を忘れる・・・」

いつも「紫陽花」でありたい。

しかし、記憶は「紫陽花とムカデ」を覚えてしまった。。。。次はどうなることやら!

「夏」・・・いろんな経験をすることでしょう。
お母さん方にとっては、夏=苦痛(子どもたちが夏休み!!)、夏=暑い=日焼け、お肌が~!!

かもしれません。誰が苦痛にしているか?何が苦痛なのか?

出て来た「感情」「心」をじーっと観察してみてください。何かがくっついてます。いきなり、外すことは難しいので、まずは観察から始めましょう。それが日々のヨーガです。お子さん連れてレッスン来られてもいいですよ☆彡

あ、しゃべりが多いのも悩みの種・・・><

<7月の予定>

●お休み
武蔵ケ丘校
7月20日(月) 海の日

山鹿校
7月4日(土) 伝統ヨーガ SAYAKA先生のクラス お休み
7月20日(月) 海の日

●代行レッスン
武蔵ケ丘校
7月4日(土) 10:00~ 伝統ヨーガクラス  元気で笑顔いっぱいのKAZUMI先生がレッスンされます!

●イベント

7月19日(日) 座禅&伝統ヨーガ@日輪寺 5人以上申し込み後開催 10時~
7月26日(日) 「ハタ・ヨーガとは?ハタプラディピカにおけるクリヤ技法について」 @武蔵丘校 9:00~12:00  詳細はHPでアップします。(TTC修了者は必須になります。)

「第10期生 伝統ヨーガ指導者育成及び伝統ヨーガ基礎修得クラス」受講者受付・面接中
2015年 7月21日(火) 10:00~ レッスン受講後 オリエンテーションよりスタート  詳細はHPよりご確認ください。
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