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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2020年04月17日 kaivalyadhama レター

Kaivalyadhama Japan レター2020 第11号 4月18日
Kaivalyadhama Japan レター2020 第11号 4月18日
①Kdham CCY in Japan 「延期」と「お知らせ」について
②kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター
③kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
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①Kdham CCY in Japan 「延期」について
COVID-19の感染拡大により、4月から開催予定のKdham CCY in Japan2020 基礎編①を延期致しました。そこに至るまでの苦渋の決断については、KDHAMのグループライン、また今年度受講生の皆さんお一人お一人と連絡を取り合いながら出した「延期」でした。今私たちが目の前で経験していることへの、最善の策であり、これは日本が、いや世界が一丸となて取り組む「自粛」「予防」であります。「感染しない」から、今は(感染していなくても)「感染させない」という気持ちに変わり、その思いの実践の延長線上には・・・「終息」があることを信じ、今は何がどうであるにせよ「自粛」
 延期については、下記の通です。
東京会場 基礎編① 6月2日~7日 
     基礎編② 7月 4日~9日
京都会場 基礎編① 6月12日~17日
     基礎編② 7月12日~17日
     CCYフィードバック京都・勉強会 7月19日
長崎会場 基礎編① 6月21日~30日
応用編、Sudhir Tiwarijiとの総集編は予定通り。

この「延期」、またその日からスタートできるか(そうしたい!)は、実のところ確実とは言えません。どの職種の立場であっても、それは同じであると思います。日程を打ち出していますが、どう変わっていくか、また状況を見ながら進めていきたいと思います。
 今年度がこのような流れになるとは誰も予想できなかったこと、しかし、私たちが「ヨーガ」を行う、学ぶと言う時には、バガヴァッド・ギーターの「samatvam yoga ucyate(心の平静をヨーガという)//Ⅱ-48」この思想としてのヨーガの定義をもう一度思い出してもらいたい。また、パタンジャリのヨーガの定義「ヨーガ=サマーデイ」であるから、今私たちは、そこに向かう実践過程にある。今年のCCYの皆さんは、この経験が元となって更にヨーガの学びが深まることと思います。心配は尽きませんが、この「経験」が授業の中で生きていきます!

<お知らせ>
「オーガニックライフ東京2020」https://coubic.com/organiclifetokyo/519882
現在開催中だそうです。Kaivalyadhama CCY卒業生のAKI先生が明日オンラインレッスンをされます。まだ、受付をされていると思いますので、連絡が遅れましたが、お時間ある方は、ぜひご参加くださいませ。

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②kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター
「KDHAM WORLD」ニュースレターPDFへ

 












Kaivalyadhama CEO Sri Subodh Tiwari
kaivalyadhama詳細 https://www.kdhamjp.com/page/tradition/
Sri Subodh Tiwari氏 は、O.P. Tiwarijiの次男であり(長男はSudhir Tiwariji)インド・ロナワラにあるkaivalyadhama本拠地の統括をされています。また、インド政府のAYUSH省の国家委員会に所属し、IYA(インド・ヨーガ協会)の副代表者でもあり、インドのみならず、世界のヨーガ界を支える代表者として活躍されています。
  私たち「Kaivalyadhama Japan」への活動助言、また私たちが現在行っているkaivalyadhamaとのCCY(ヨーガ指導者育成コース)への助言、証明書発行等全般を行ってくださっています。
  現在は、全世界におけるCOVID-19の問題への対処として、インド政府と共同でkaivalyadhamaの教授によるオンライン講義を世界発信、またkaivalyadhamaから発信される「KDHAM WORLD~January- March2020」への寄稿では、世界における活動報告、今回は特にヨーガにおける免疫システㇺへのアプローチが取り上げられておりますので、日本の皆様にもシェアしていきたいと思います。
(英語版なので一部を抜粋して紹介いたします。また掲載されているKdham Japanの活動をピックアップしています。)

kaivalyadhamaより
COVID-19から生じる現在の状況と、地方、州、中央レベルでの社会的距離の重要性と現在の方向性を踏まえて、2020年4月18日まで、Kaivalyadhamaはゲストのために閉鎖されます。 私たちのコミュニティ全体の安全と福祉を最優先することは、私たちの共同責任です。 私たちがこのような時代に生きている間、確かなことは、カイヴァルヤダーマのリーダーシップが、ヨーガを通じて人間の意識を高めるという使命を再認識し、それらを継承するためにできる限りのことを行っているということです。

Editorial (CEO Subodh Tiwari より)
2020年は、COVID-19の発生に挑戦してきました。これにより世界は停止しました。私の頭に浮かぶ最も簡単な質問は、「自然」の強さ V/S 人間の意志の強さです。これまで「地球規模の封鎖」が何世紀にもわたってありませんでした。そして、今、私たちが無敵だと思っていた時代、人間が以前よりもどんな悪いことにも対処できると思っていた時代に、私たちは自然の起こした行為によって、強制的に孤立させられています。私たちは、古代からのテキストを読み、私たちの生活の中で「Samyama」「節度」の重要性について繰り返しアドバイスを受けてきました。
その中の2つの節を引用します:

    Yukutahara-viharasya   
   yukuta-cestasya karmasu 
   yukuta-svapnavadodhasya 
   yogo bhavati duhkha-ha    


*この「Yukuta」というのは、ハタ・プラーディ―ピカーにある適切なプラーナーヤーマのやり方のところでも出てくるサンスクリット語「適切な、または節度」の意味です。「Yukuta(適切な)pranayama」勉強されてきた方は聞いたことがありますよね。適切なプラーナーヤーマとは、どのようにやることでしょうか?それは次回に!!
 
訳:適切に(ほどほどに)食べたり、活動したり、適切に仕事をし、睡眠を取り、また休養や娯楽についても節度ある習慣のある人は、このヨーガのシステムを実習することによって、全ての物質的な苦を軽減することができる。

この節はハタ・プラディ―ピーカーの1章-15に出てくる、ヨーガを成功に導く(サダカ)、ヨーガを失敗に導く(バダカ)に関係します。

Badhaka(ヨーガが失敗する条件)
HP:Ⅰ-15 ヨーガは次の6つの条件によって失敗をする。
食べ過ぎ、やり過ぎ、しゃべり過ぎ、規律へのこだわり、他人との交際、落ち着きのなさ

要するに、食べ過ぎないように、やり過ぎないように、しゃべり過ぎないように、規律にこだわりすぎないように、無駄に人と接触しないように、落ち着きなさい、ということを言いたいのです。
*規律へのこだわりについては、少し捕捉をしましょう。例えば、皆さんがアーサナを日の出前にやろう!と決めて、5分前に日の出を迎えてしまった、あ~今日はダメなスタートだったと嘆く、このようなことはありませんか?わずか5分遅れたことで1日が台無しに感じるような、そのようなこだわりはよくない、という意味です。

これらバダカによってヨーガを不成功に終わらせる。この古代からの「節度」についての教えは、私たちが現在、ある国では外出禁止(インドでは4月14日までが更に5月3日まで延長されました。)、日本では全土に自粛要請がありましたが、家庭で過ごす際の大きなヒントとなるものです。kaivalyadhamaからのオンライン講義の中でも、外出禁止中のヨーガによるアプローチとして、このバダカ・サダカのお話をされていました。これを守れば、心身落ち着けて、夫婦喧嘩、暴力もなく心地よく過ごせると言われていました。

CEO Sri Subodh Tiwari は言います。
外界の開発がどんどん発展し、私たちの内なる発展を犠牲にしてそれらは行われてきた。今それが明らかとなった。私たちの内側に向けての旅(本来の自己を知る旅=ヨーガ)のスキルを修得する必要性が避けられ、家の外へ旅するための多くの道が作られた。私たちのニーズは貪欲に変えられ、自然の乱用を始めた。今回のことを通じて、私たちが学ぶべきことは、速度を落とし、自然との統合に向けることに取り組むことです。(古典ヨーガはずっと以前からそれを教えてくれていた、しかし、そのヨーガがいろいろに変えられ、歪められてしまった~私感~)

以下の文は(略)

インド政府発表
AYUSH省からCOVID-19の危機の時期にアーユルヴェーダの免疫力を高めるセルフケアの方法が出されました。その内容とつながる、この「KDHAM  WORLD」レターで取り上げられている内容の一部を紹介しておきます。

Immunity(免疫)

免疫力低下の要因

1ドーシャの急性の欠乏は、悪い病気につながる。
2感染症
3脱水症は、体液のミネラル、塩基のバランスを崩す。
4慢性疾患
5過度の運動は、体組織の喪失につながる。
6アルコールの過剰摂取ー肝臓、血管、神経系にダメージを及ぼす。
7遅くまで起きていることー動性のVATAを急速に増加させる。
8Vataの増加によりにより体組織の質が低下し、免疫力が低下する。
9精神的ストレス、恐怖、怒り
(省略)

食事療法
免疫力を改善するためのアーユルヴェーダの食事:
質の良い食事、甘味のもの、無味の性質のもの
例えば、牛乳、ハチミツ、ジャグリー、ギー、バターなど。果物では、ブドウ、リンゴ、グーズベリー、オレンジなど 
*一日を通じて白湯を飲みましょう。
*ターメリック、クミン、コリアンダー、ガーリックなどをつかったスパイスの料理はおすすめです。

避けるべき食事:
スパイシーなもの、酸味のもの、辛味のもの、苦味のもの、極端に冷たいもの、熱しすぎたもの、発酵したもの、乾燥したものの過剰摂取は避けること。

まだまだ細かに掲載されていますが、一般の方でもわかりやすい内容を紹介いたしました。また、今回は、kaivalyadhama内の「SADAPURUNA」キッチンで、30年以上、自然療法やパンチャカルマ、セラピーコースに参加される方々へ提供されてきたkaivalyadhama秘伝のハーブティ―の作り方を、オンラインビデオで紹介してくれましたので下記に掲載しました。ぜひ家庭で作ってみてください!

Kaivalyadhama Affiliates and Branch (一部紹介)
Kaivalyadhamaは国際的ヨーガの研究、教育機関として発展し、インド国内外にも支部があります。世界においては、フランス、カナダ、中国、そして2019年に日本がこれに加わり、Kaivalyadhamaの系統、またはインド政府が提示したヨーガの手順を日本に下ろしています。日本での昨年の活動が掲載されましたのでピックアップしています。
昨年10月のKaivalyadhama CCY in Jpan 2019 、熊本は阿蘇でのSudhir Tiwarijiとの総集編、京都での「アドバンスプラーナーヤーマとタイッティリーヤ・ウパニシャッド」のリトリートの様子です。
 この他、Sudhir Tiwarijiとの中国でのTTC、フランスでのCCY、Kaivalyadhamaツアーなどが紹介がされています。今年度は、中国、アムステルダム、フランス、日本での初のプラーナーヤーマ、ベーシック指導者1年コースの開催が予定されていますが、この世界的なCOVID-19問題により、どのような流れになっていくかは、誰にもはっきりした解答が出せません。しかしながら、古典のプラーナーヤーマを学ぶためのシラバスがインド政府、AYUSH省の認可を受けて既に用意されているということ、また、この内容を学んでいく準備を、私たち4カ国の支部はどのような状況下にあってもしっかり準備をしている、これだけは揺らがぬ事実です。

Kaivalyadhama CCY in JAPAN 2020の案内 
6月スタートになり受講受付中 https://www.kdhamjp.com/page/yoga/

Kaivalyadhama Pranayama 1year TTC 2020の案内
https://www.kdhamjp.com/page/ttc/

kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター
kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター

kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター

kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター

kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター

kaivalyadhama, Lonavla本校からの「KDHAM  WORLD」ニュースレター
③kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
Kaivalyadhama のマネージャーを務めていたUdit sharma氏からのインド政府のAYUSH省が推奨するハーブティのレシピを皆様へ(ビデオ内容)

『Kaivalyadhamaは、60年前にSwami Kuvalyananda-ji によって設立された世界で初めてのヨーガ研究所であり、ヨーガ大学、Health care centerが併設されています。世界中から、毎年約6000人以上の人たちが、トリートメント、ナチュロパシー、アーユルヴェーダのパンチャカルマコース、セラピー、様々なワークショッツプのために訪れます。今日は、36年前にこの施設に出来た「SADAPURUNA」(食堂)で秘伝として作られているハーブティを紹介します。
 AYUSH省では、この時期、免疫力を高めるために1日2回、このハーブティを摂ることをすすめています。では、キッチンへ行ってみましょう!』

 ビデオの流れを分かりやすく写真で紹介していきます!
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

キッチンに入る前にはこのように入念に手を洗います。(今皆さんがされているやり方とほぼ同じです。時間をかけしっかり行っていきます。)
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

キッチンで、ハーブティーの材料を準備します。既に、私たちにいつも美味しい食事を提供して下さるアミット先生のお父さんが用意してくれていました。
材料:Ginger(生姜)・Tulsi(ホーリーバジル)・Lemon Grass・Mint leaf(ミントの葉)・ブラックペッパー
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
材料を入れて、5~7分煮ます。
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
終わったら、こします。
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス

kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
Thank you , Kaka!!
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
お好みで、レモンを入れたり、ジャグリー(きび糖)、ハチミツをいれてもいいです。
1日2回飲むことをおすすめします。
このハーブティーの効果は、
免疫を高めるのによく、風邪の症状、冷え性、咳や呼吸器系の問題によいです。
最後に Stay at home!! lots of love!!  by Udit Sharma
kaivalyadhama, Lonavla本校からのオンライン・アドバイス
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