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インドで古くから伝わる伝統ヨーガの技法を伝え継ぐ

2021年02月19日 kaivalyadhama レター

Kaivalyadhama Japan ニュースレター Vo.18   3月10日
Kaivalyadhama japanニュースレター Vol.17 3月号 3月8日

【内容】
①徒然
②Swami Kuvalyanandaへの表彰
③Swami Kuvalyananda著書「Yogic Therapy」オンライン読み聞かせ
④Sudhir Tiwarijiによるオンライン講義
⑤その他
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①徒然 
 年末から、東京に拠点を移し、早や3ヶ月。12月には8日間、またその後は毎月の3日間月並み断食をやっておりますが、食べない、飲まない、ひたすらにお唱題(マントラ)を上げる。その非日常の時間は、人間の煩悩をリアルに見せてくれる時間でもあります。「食べたい」「休みたい」「止めたい」「出かけたい」・・・・なので、このお断食は、ヨーガの修練をやっていたとしても自己の中に住まう煩悩の存在に気づかせ、それをを出し尽くし、内面を浄化する時間でもあります。お唱題を上げますから、様々な「祈り」がそこにはあります。それにしても、いろいろな煩悩を見せられますが、お断食が終わるころには、それらはほぼいなくなります。そして、欲が去ったあとに見る、目の前のものの全ては、非常に新鮮で、時に苦しさを感じていたにもかかわらず、しばらくすると「またやろう」という「意欲」に変わっていく、その変化を見ていくのも面白いです。ファスティングの効果は、解剖学視点では、日々動いている消化活動を休め、細胞の活性化、各器官への負担を軽減し、もともと備わっている各器の官働きをより活性化する働きなどがあります。なので、ヨーガで精神生理的バランスを保つためには欠かせないものでもあると言えます。
 話が全く変わりますが、熊本弁に「○○たい」というのがありますが、どんな時に使うかといいますと、
「これでいいかな~?」「よかた~い(いいね!)」「そうた~い(そうだね!)」と、肯定的な意味がそこにはあるようです。(実際、当たり前につかっているので、考えたことがありませんが・・・)
「○○したい」は、いわゆる「欲望」です。パタンジャリは、ヨーガ根本経典の中で、「ヨーガは、Cittaの機能が修正され、その完全な中止(中止させる、というよりは、その中止が様々な修練により”起こる”)である」と定義しています。では、どのようにして、それが自然に起こる状態が作られていくか、P.Y.SⅠ章‐12にある、それは「Practice(アヴィヤーサ)とdisattachment(ヴァイラーギャ)」によって、と。その実習として、日常の中で行うKRIYA YOGAがあり、またアシュターンガ(八支則)、その他にもありますが、包括的な実習がいろいろにあります。ヴァイラーギャ(離欲)についてみると、先ほどの特に「食べたい」「休みたい」などの本能的欲求は、誰しもの中にあり、そこが無理に抑制されると、それが人によっては自らがストレスを引き出してしまうので、ヨーガでは「Moderate(ほどほどに)」といいます。この「ほどほどさ」も、正しい修練の中で培われます。
 先ほどの熊本弁の例を出したのは、皆さんの欲望、わかりやすくは「〇○したい!」という思いが出て来た時に、その思いに対して「よかた~い!」と返してやり、まずは、受け止めてやること。そうすると、欲望はちょっと安心して(受け止めてもらったことで)、出来れば、しばらく「間」をおいてやると、いつの間にかさ~っと引いていきます。
 パタンジャリが言うように、ヴァイラーギャは、特に、見たり、聞いたり、したことにより切望が起きると、言っているので、「間」を取ることは、切望から離す助けにもなるのです。ヴァイラーギャの意味において、「離欲」としましたが、むしろ「無関心」であることの意味に捉えることだと言われますから、このように「受け止めて」あげることから始めると、のちCittaの中止が起きてくるでしょう。休むことのない修練(アヴィヤーサ)によって・・・・
 ちょっと内容に入る前の前置きが長くなりましたが、最後に、私たちが人間として肉体(因果関係による)を持つ上では、そこに「欲望」は誰しもある。なぜなら、またそこにはカルマがあり、因縁があることから。なので、その「欲望」をどのように「変換」していくかが大事なことであり「欲望」の使い方を知ること、私の現在の師匠である石橋御上人様は、「欲望は誰しもにあり、その欲望を変換し、正しい使い方をすること。仏教では、それを❝佛❞に向けていくこと」だと言われました。それを「一心欲見佛」といい、全ての欲を佛様(お釈迦様)に向ける、この「佛」が「物(欲)」になると、永遠に苦悩から脱することはできない、と。パタンジャリは、それを「イーシュワラ(至高なる意識・偏在神)に向けよ。」と言い、なので、ヨーガでは「OM Kar」という実習を日々行うのです。また、それは皆さんが何か唱えられているものでも構いませんが、日常の中で感情や、悩み、不安、欲望、「いやだな~」と感じる瞬間が起きた時に、ぜひそれを唱えることをやってみてください。

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②Swami Kuvalyanandaへの表彰

ヨーガ専修大学kaivalyadhamaが、ちょうど一ヶ月前の2021年2月8日にインド・マハラシュートラ州のShri.Bhagat Singh Koshiyari知事より、これまでの古来ヨーガへの献身的研究と継承への貢献による表彰を受けました。kaivalyadhama Yoga instituteは1924年10月7日に設立され、世界で初めてのヨーガ専修大学を併設し、世界に古来からのヨーガを伝える指導者を輩出してきました。また、施設内には、科学的研究所(様々なヨーガの研究分野である生理学、放射線学、心理学、スポーツ学、神経学等)、ヨーガ病院、(ヨーガ健康管理センター)、自然療法施設(アーユルヴェーダ部門、ナチュロパシー)等があり、インド中央政府の厚生省AYUSH局(Aアーユルヴェーダ、Yヨーガと自然療法、Uユナ二、Sシッダ、Hホメオパシー)の一つにある包括的なヨーガを科学的に明らかにしながら、古来ヨーガを伝承しています。
 これまでにも、Swami Kuvalyanandaがインドの切手にもなり、またこのような表彰を受け、私たちは、その師の教えを受けつぐものとして、繰り返しになりますが、師のメッセージにもある、「ヨーガを決して歪めてはならない」ここを見据え、現在の活動を仲間と共に続けていきたいと思います。社会の変化、環境、立場が変わっても・・・

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③Swami Kuvalyananda著書「Yogic Therapy」オンライン読み聞かせ
 
2021年1月からスタートした「ヨーガ・セラピー」オンライン読み聞かせ~Reading & Teaching~がVol.6(P13)までを終え、3月13日(土)19:30~20:30からまた始まっていきます。P14「ヨーガにおける健康とは」から進めていきますが、2月までの6回、延べ200名の方々との学びの時間を持つことができました。
 わずか1時間という短き時間(通常の講義は2~3時間やっておりますから)ではありますが、「読み聞かせ」ここを軸に、時に脱線したりもありますが、「Yogic Therapy」は大正時代にSwami Kuvalyanandaとその弟子であるドクターによって書かれたもので、当時インドでも誤解の多かったヨーガを正しく理解してもらうために、文献を集め、その一つ一つの実習を実験結果で表し、ヨーガの根本原理を適切に説いた、非常に貴重なテキストです。しかし、この本の内容を見ることは出来たとしても、「読んで理解する」ことができるには、そこにヨーガの根本原理に沿った実践が必要になってきますので、オンラインという形式の中でできる実践指導も入れながらの「読み聞かせ」を続けております。
 現指導者の方、ヨーガ愛好家の方、初心の方、医療関係の方々含め、楽しみながら学びを進めておりますので、途中参加であっても、いつでもご参加のほどお待ちしております。
<3月~5月までの予定> 土曜日開催 19:30~20:30
1,2月 終了 「ヨーガ・セラピー」P13まで終了 P.14「ヨーガにおける健康とは?」からスタートします。
3月13日・20日・27日 
4月10日・24日
5月1日、29日(ニューヨークから発信予定)


参加費:1回 1000円 (ゆちょ銀行・PayPayでお支払いの後 IDをお送りいたします。)
詳細は、https://www.kdhamjp.com/page/online-class/
 
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 Sudhir Tiwarijiによるオンライン講義 2021年2月13日 終了
 kaivalyadhamaムンバイ校が主催するSudhir Tiwarijiによる「ヨーガを通じてのストレスマネージメンと食事」というタイトルでのオンライン講義が行われました。
 このようなタイトルでの講義は繰り返し行われ、また日本でのKdham CCYの講義の中でも行っていきますが「ヨーガを通じて」としたときに、そこには、やはりパタンジャリのヨーガ・スートラの理論と実践が原理となります。
 講義の中で、Sudhirjiは、
 「ストレスとは何か?それはどこから来るのか?それは、外側から?内側から?」と、皆さんに問いかけられます。
ストレスとは何でしょう。もちろん、ネットで探せばいろいろに出てきますね。
皆さんが、その言葉を発したり、感じたりするとき、何がそう感じさせるかを見ていく必要があるでしょう。
何か、プレッシャーを感じた時や、強制感を感じたり、心が不安定になったとき。。。などでしょうか。では、なぜ不安定さ、不調和を感じるのか?それについてSudhirjiは、日常の中で、それらを感じる場合に、それが「現実」であるか、自らが作り出した「イメージ」なのか?そして、それらを感じる時には3つのことがある、と言われました。
1つめ、自分の中に何か不備、不足がある場合
2つめ、十分な時間がない場合
3つめ、期待の度合い
特に、この3つめは、私たちが日常の中で、家庭や職場、様々な活動において、こうありたい、このようになるであろうなどの期待度が大きければ大きいほど、そうでなかった時に、不満や、怒り、様々な感情が生じます。kaivalyadhamaの講義の中で、よく言われることは、
  期待が100のとき、達成が80だったとします。すると20の不幸を感じます。
  もし期待が80で、達成が100とすると20の幸せを感じます。
そう、あなたが期待しない時、幸せが自動的に起こる。
 まだお話やプレゼンを使った説明が続きますが、「ストレスは、イメージ」にすぎない。この言葉が非常に印象に残っております。
また、このテーマについてのオンライン講義が出来ればと思います。
 Sudhirjiは、日常の中で問題視されることを、わかりやすく理解する為に、様々な物語、例え話でお話され、また身振り、手ぶりでの・・・内側から発せられる温かなエネルギーが、画面越しではありますが、国を隔てた私たちにの心にす~っと優しく入っていく感じ、、、皆さんにもそのようなエネルギーが伝わるよう、今後の活動の中に、そのような場づくりをしていきたいと思います。

 Sudhir Tiwarijiと学ぶ「kaivalyadhama Certificate course in Yoga 2021」が今年もスタート致します。今回はオンライン講義と対面講義の両方で、進めていきたいと思います。3月15日を受講締め切りとしておりますので、お問い合わせ、ご希望等ありましたら、ホームページよりご連絡ください。
 基礎編 4月2日よりオンライン講義でスタート致します。
 
2021 Kdham CCY 5期のご案内は https://www.kdhamjp.com/page/yoga/
 
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⑤その他 
・「Kdham CCY 卒業生へのフィードバック」

午前 Pranayama TTの為の実技と講義 9:00~12:00
午後 Kdham CCY卒業生へのフィードバック
 13:00~16:00

「熊本会場」
日時:2021年4月11日(日)
場所:熊本県和水町 決定次第アップ致します。

「東京会場」
日時:2021年4月17日(土)
場所:東京都新宿区上落合1-26-11 Studio Lotus Kamiochiai

「京都会場」
日時:2021年4月25日(日)
場所:京都市中京区東洞院通六角下る御射山町262
   京都市男女共同参画センターウィングス京都

・今後の活動予定
「Pranayama TT in Okinawa」下見 3/22~25 (代表西守)

5月7日からスタートする世界4カ国同時開催「Pranayama TT2021」Step1が沖縄で開催されます。昨年7月スタートコロナの影響を受け延期に次ぐ延期、やっとStep1の開催が5月に。しかしながら、心配されるSudhir Tiwarijiの渡航・・・これは神のみぞ知ること。私たちは、そこに向けて日々の練習に集中し、静かにその時を待つのみ。今回初めて使用する国立沖縄青少年の家(渡嘉敷島内)に下見に行ってきます。まずは開催の時を祈り、皆さんの安全な学びの場づくりを・・・
「Kdham CCY in Japan オンラインと対面によるヨーガの指導者育成コース」 4月2日スタート 
 詳細 https://www.kdhamjp.com/page/yoga/
今回、コロナの状況を受け、基礎編(100時間)をオンライン形式でスタートさせます。状況をみながら対面実技も入れていく予定です。また、今回はオンラインという形式から繰り返し視聴できる録画視聴で、仕事でオンライン参加が難しい場合にも録画での学びと、質問等は個人に合わせたオンラインサポートもやっていく予定です。
まだ、スタートの時まで時間がありますので、希望される方はぜひお待ちしております。
電話でのご相談 090-4772-0837(西守)
メールはこのホームページ内にお問い合わせフォームがありますのでそちらをご覧ください。
「Kdham Japan 」スケジュールは 
https://www.kdhamjp.com/page/schedule/ 


 
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